ホームページ制作会社を変更したい|失敗しない引き継ぎ方法と注意点

「ホームページを作ってもらった会社から、別の制作会社へ変更したい」
「担当者が変わってから、ホームページの更新を頼みにくくなった」
「今後はSEO対策やWeb集客にも力を入れたい」
ホームページを長く運営していると、制作会社の変更を検討することがあります。
ただ、
「他社が作ったホームページでも引き継いでもらえるの?」
「ドメインやサーバーはどうなる?」
「制作会社を変更するとホームページが消えない?」
など、不安に感じる方も多いのではないでしょうか。
オクヤマデザインでも、他社様が制作したホームページの修正やリニューアル、保守管理についてご相談いただくことがあります。
制作会社を変更すること自体は、決して珍しいことではありません。
大切なのは、現在のホームページがどのような環境で動いているのかを確認し、必要な情報やデータをきちんと引き継ぐことです。
この記事では、ホームページ制作会社を変更するときに確認しておきたいことや、引き継ぎの進め方について、Web制作会社の視点から解説します。
ホームページ制作会社を変更することはできる?

基本的には、他社が制作したホームページでも制作会社を変更することは可能です。
ただし、ホームページの契約内容や制作方法によって、引き継ぎ方法は異なります。
たとえばWordPressで制作されたホームページで、サーバーやドメインの管理情報が揃っていれば、比較的スムーズに引き継げる場合があります。
一方で、
- 制作会社独自のシステムを使用している
- ホームページをレンタル(リース)する契約になっている
- サーバーやドメインを制作会社が管理している
- 使用しているシステムの契約を引き継げない
といったケースでは、そのまま別の制作会社へ移せないこともあります。
そのため、まずは「現在のホームページがどのような仕組みで運営されているのか」を確認することから始めます。
ホームページ制作会社を変更する理由はさまざまです

制作会社を変更したいと思うと、
「今の制作会社に申し訳ない」
と感じる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、会社や事業の状況は時間とともに変化します。
ホームページを作った当初は会社案内として使っていたものの、数年後にはWebから問い合わせを増やしたくなることもあります。
ECサイトを始めたくなったり、採用活動に力を入れたくなったりすることもあるでしょう。
制作会社にも、それぞれ得意な分野があります。
デザインを得意とする会社、システム開発を得意とする会社、広告運用を得意とする会社など、特徴はさまざまです。
そのため、現在必要としているサポートと制作会社の得意分野が変わってきたのであれば、制作会社を見直すことも一つの選択肢です。
必ずしも「どちらが良い・悪い」という話ではありません。
制作会社を変更する前に確認しておきたいもの

ホームページを引き継ぐためには、いくつか確認しておきたい情報があります。
すべてをご自身で把握している必要はありませんが、次のようなものがあると引き継ぎがスムーズになります。
1.ドメインの管理情報
ドメインとは、
「example.co.jp」
「example.com」
など、ホームページの住所にあたるものです。
制作会社を変更するときに特に重要なのが、このドメインです。
現在、
- 誰が契約しているのか
- どのサービスで管理しているのか
- 契約者名義は誰になっているのか
- 管理画面へログインできるのか
を確認しておきましょう。
制作会社が管理しているからといって、必ずしも変更が必要とは限りません。
現在の契約を継続する方法もありますし、必要に応じて管理先を変更する方法もあります。
まずは契約状況を確認することが大切です。
2.サーバーの情報
ホームページのデータが置かれている場所がWebサーバーです。
レンタルサーバーを利用している場合は、
- サーバー会社
- 契約者
- ログイン情報
- FTP・SFTP情報
などを確認します。
新しい制作会社が同じサーバーを使用するのであれば、必要な権限を引き継ぎます。
サーバーそのものを変更する場合は、ホームページの移転作業が必要になります。
3.WordPressなどの管理画面
WordPressを利用している場合は、WordPressの管理画面へログインできるか確認します。
管理者権限のアカウントがあれば、現在使用しているテーマやプラグイン、ページ構成などを確認できます。
ただし、WordPressへログインできるだけで、すべてを引き継げるとは限りません。
サーバーやドメインなど、ほかの管理情報についても確認が必要です。
4.ホームページのデータ
HTML、CSS、JavaScript、画像、WordPressのデータベースなど、ホームページを構成しているデータについても確認します。
サーバーへアクセスできれば取得できるケースもありますが、制作方法や契約によって扱いが異なることがあります。
制作会社との契約書や制作時の資料が残っている場合は、一度確認してみましょう。
5.外部サービスのアカウント
ホームページでは、Webサイト本体以外にもさまざまなサービスが利用されています。
たとえば、
- Google Analytics
- Google Search Console
- Googleタグマネージャー
- メール配信サービス
- 予約システム
- 決済サービス
- SNSとの連携サービス
などです。
制作会社を変更したあとに、
「アクセス解析が見られなくなった」
「問い合わせの計測ができなくなった」
とならないよう、使用しているサービスについても確認しておきます。
ホームページ制作会社を変更する流れ

実際に制作会社を変更する場合は、いきなり現在の契約を終了するのではなく、順番に確認しながら進めることをおすすめします。
1.新しい制作会社へ相談する
まず、新しく依頼を検討している制作会社へ現在のホームページを見てもらいます。
この段階では、現在の制作会社へ連絡する前でも構いません。
ホームページのURLや分かる範囲の情報から、
「そのまま引き継げそうか」
「サーバー移転が必要か」
「リニューアルしたほうがよいか」
などを確認します。
2.現在の契約内容を確認する
次に、現在の制作会社との契約内容を確認します。
特に、
- 保守管理契約
- サーバー契約
- ドメイン契約
- 解約時の取り扱い
- データの取り扱い
などを確認しておきましょう。
契約期間や解約期限が設定されている場合もあります。
3.引き継ぎに必要な情報を整理する
新しい制作会社と相談しながら、引き継ぎに必要な情報を整理します。
必要な情報が分からない場合は、新しい制作会社から一覧を出してもらうと分かりやすいでしょう。
現在の制作会社には、
「制作会社を変更するので全部ください」
ではなく、
「ドメインの管理について確認したい」
「サーバーの契約情報を教えてほしい」
など、必要な情報を具体的に確認するとやり取りもしやすくなります。
4.バックアップを取る
サーバー移転や大きな変更を行う場合は、作業前にホームページのバックアップを取ります。
WordPressの場合はファイルだけでなく、データベースも必要です。
万が一のトラブルに備えて、元の状態へ戻せるようにしてから作業を進めます。
5.新しい制作会社へ引き継ぐ
必要な情報が揃ったら、新しい制作会社へ引き継ぎます。
サーバーを変更する場合はホームページの移転、ドメインの設定変更なども行います。
メールを同じドメインで使用している場合は、メール設定への影響についても確認が必要です。
6.ホームページの動作を確認する
引き継ぎ後は、ホームページが表示されているだけで安心せず、
- お問い合わせフォーム
- メール送信
- SSL
- スマートフォン表示
- WordPress
- アクセス解析
- 外部サービスとの連携
なども確認します。
ECサイトの場合は、商品購入や決済、注文メールなどについても確認します。
問題がないことを確認してから、旧環境や旧契約を整理します。
制作会社を変更するとSEOに影響する?

制作会社を変更しただけで、検索順位が下がるわけではありません。
特に、同じホームページを同じURLのまま引き継ぐだけであれば、検索エンジンから見たWebサイト自体は大きく変わりません。
注意したいのは、制作会社の変更と同時にホームページをリニューアルする場合です。
たとえば、
- ページのURLを変更する
- ページを大量に削除する
- タイトルを大幅に変更する
- 本文を減らす
- 内部リンク構造を変更する
といった変更を行うと、SEOへ影響する可能性があります。
リニューアルする場合は、現在検索からアクセスされているページや検索順位などを確認したうえで進めることをおすすめします。
必要に応じて旧URLから新URLへのリダイレクトも設定します。
デザインだけを見るのではなく、現在ホームページが持っているSEO上の資産も引き継ぐ。
これはホームページ制作会社を変更するときに大切なポイントです。
メールを使っている場合は特に注意しましょう

制作会社の変更やサーバー移転で、意外と見落とされやすいのがメールです。
たとえば、
のようにホームページと同じドメインのメールアドレスを使用している場合、サーバーやDNSの設定変更によってメールへ影響することがあります。
ホームページは正常に表示されているのに、
「メールが受信できない」
「送信できなくなった」
ということがないように、事前に現在のメール環境を確認しておきます。
特に業務で使用しているメールの場合は、ホームページ以上に慎重な移行が必要です。
複数の制作会社に依頼する場合は、作業範囲を明確にしましょう

ホームページの運用では、必ずしもすべてを一つの制作会社へ依頼する必要はありません。
たとえば、
「コーポレートサイトはこれまでの制作会社」
「別サーバーで運営しているECサイトは別の制作会社」
「SEOの記事制作や広告運用は専門の会社」
といったように、それぞれの得意分野に合わせて複数の会社へ依頼する方法もあります。
ただし、注意したいのが、同じホームページを複数の制作会社が編集する状態です。
たとえば、同じサーバーのFTP・SFTP情報やWordPressの管理者権限を複数の制作会社で共有し、それぞれがファイルやプログラムを変更していると、
「どの会社が、どこを変更したのか分からない」
「一方の修正によって、もう一方が制作した部分に不具合が出た」
「トラブルが起きたときに、どこまでが誰の責任なのか判断しにくい」
といった問題につながることがあります。
これは、どちらの制作会社が良い・悪いという話ではありません。
複数の担当者が同じシステムを編集すれば、どうしても管理が複雑になってしまいます。
そのため複数の制作会社へ依頼する場合は、それぞれが担当するサイトや作業範囲を明確に分けることをおすすめします。
たとえば、別の制作会社へ依頼するサイトは別サーバーで管理するなど、できるだけお互いの作業環境が干渉しない形にしておくと安心です。
現在の制作会社との関係を保ちながら新しい会社にも依頼したい場合は、単純にFTP情報などを共有するのではなく、「どの会社が、どのサイトの、どこまでを管理するのか」まで決めてから進めることが大切です。
きちんとすみ分けができていれば、それぞれの制作会社の得意分野を活かしながらWebサイトを運用することもできます。
他社が制作したホームページでも対応できる?

オクヤマデザインでは、他社様が制作したホームページについてもご相談いただけます。
ただし、すべてのホームページをそのまま引き継げるとは限りません。
使用しているCMSやプログラム、サーバー環境、契約内容などによっては、そのまま対応することが難しい場合もあります。
そのため、まずは現在のホームページや管理環境を確認させていただきます。
そのうえで、
そのまま引き継ぐ
現在の環境を残して必要な部分だけ対応する
別のサーバーへ移転する
この機会にホームページをリニューアルする
など、状況に合った方法を検討します。
「制作会社を変更すると決めたわけではないけれど、今のホームページを他社でも管理できるのか知りたい」
という段階でも構いません。
ホームページ制作会社の変更・引き継ぎもオクヤマデザインにご相談ください

ホームページ制作会社を変更するときに大切なのは、単純にホームページのデータだけを移すことではありません。
ドメイン、サーバー、WordPress、メール、アクセス解析、SEO、外部サービスなど、現在のホームページを支えている環境全体を確認する必要があります。
オクヤマデザインでは、他社様が制作したホームページについても、現在の環境を確認したうえで引き継ぎや修正、保守管理、リニューアルなどをご提案しています。
私たちとしても、現在の制作会社様との関係を必要以上に悪くしてまで変更していただきたいとは考えていません。
今の会社で解決できることであれば、そのままお願いすることが一番スムーズな場合もあります。
一方で、
「今後はホームページをもっと活用したい」
「更新や改善を相談できる会社を探している」
「SEO対策まで含めて見直したい」
「現在のホームページを引き継げるか、一度確認してほしい」
といった場合は、お気軽にご相談ください。
現在のホームページを確認しながら、そのまま引き継ぐのがよいのか、部分的に見直すのがよいのか、リニューアルするのがよいのかを一緒に考えます。
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