求人を出しても応募が来ない会社が見直したい7つのこと

「求人サイトに掲載しているのに応募が来ない」
「ハローワークに求人を出しているけれど、なかなか採用できない」
「以前は応募があったのに、最近は反応が少なくなった」
人材採用について、このような悩みを抱えている会社は少なくありません。
応募が来ないと、
「給与を上げないと無理なのかな」
「もっと大きな求人サイトに掲載した方がいいのかな」
と考えてしまいます。
もちろん給与や待遇、求人媒体も重要です。
しかし、応募が来ない原因はそれだけとは限りません。
求人情報を見て会社に興味を持った人が、実際に応募するまでの間にどのような情報を見て、何を感じているのかまで考えてみる必要があります。
Webサイト制作を行っているオクヤマデザインの視点から、求人を出しても応募が来ないときに見直してほしい7つのポイントをご紹介します。
1.仕事内容が具体的に伝わっているか

まず見直したいのが、求人情報に掲載している「仕事内容」です。
たとえば、
「工場内での製造業務」
だけでは、実際に何をする仕事なのかほとんど分かりません。
同じ製造業でも、
・機械を操作する
・材料を加工する
・製品を組み立てる
・検品する
・梱包する
・フォークリフトで運搬する
など仕事内容は大きく異なります。
さらに、
「一日中立ち仕事なのか」
「重いものを持つのか」
「一人で作業するのか」
「チームで作業するのか」
「未経験でもできるのか」
といったことも、応募する側にとっては気になるポイントです。
実際に働く姿を想像できるようにする
たとえば、
「住宅用木材の加工を行います。専用機械へ材料をセットして加工し、完成した製品の確認・梱包までを担当します。最初は先輩社員と一緒に作業し、機械の操作方法から覚えていただきます。」
と書けば、先ほどより仕事内容がイメージしやすくなります。
求人情報では、会社側にとって「当たり前」のことほど説明されていない場合があります。
初めてその会社を知った人でも、一日の仕事をイメージできるか。
一度、求職者の立場から読み直してみましょう。
2.給与や休日などの条件が分かりにくくなっていないか

仕事内容に興味を持っても、待遇がよく分からなければ応募をためらいます。
給与、勤務時間、休日、残業、各種手当、福利厚生などは、できるだけ具体的に掲載しましょう。
自分が仕事を探している気になって、自分ならどんな情報が欲しいかと真剣にシミュ―レートしてみましょう。また、一人で考えないで他の人にも聞いてみて、より具体的な情報を記載するようにしましょう。
たとえば、
「給与:当社規定による」
だけでは判断材料がほとんどありません。
可能であれば給与の範囲やモデルケースなどを掲載すると、入社後をイメージしやすくなります。
休日についても、
「週休2日制」
だけではなく、
「土曜日は月○回休み」
「年間休日○日」
「GW・夏季・年末年始休暇あり」
など、実際の働き方が分かる情報があると親切です。
もちろん、他社より条件を良く見せるために誇張する必要はありません。
良い条件に見せることより、実際の条件を分かりやすく伝えることが大切です。
3.会社のホームページが古くなっていないか

求人サイトを見て興味を持った会社があれば、会社名を検索する人もいます。
そこで表示されたホームページが、
・スマートフォンで見づらい
・デザインがかなり古い
・何年も更新されていない
・会社概要しか掲載されていない
・写真がほとんどない
・採用情報が見つからない
という状態だったらどうでしょうか。
「この会社、大丈夫かな?」
と不安に思われる可能性があります。
ここで重要なのは、ホームページがおしゃれかどうかだけではありません。
求職者が確認したいのは、
「ちゃんと活動している会社なのか」
「どんな人が働いているのか」
「どんな仕事をしているのか」
「会社の雰囲気はどうなのか」
といった情報です。
採用活動を始めるときは、求人情報だけでなく、会社名を検索したときに何が表示されるかまで確認してみることをおすすめします。
会社のホームページが古いままだと、この会社はホームページに予算を回す余裕がないのかな?頭が固い人が経営者なのかな?と思われる可能性もあります。本当は全然そんなことはないのに、そう思われてしまうことは損失以外の何物でもありません。
会社の広報の要であるホームページやSNSは求人のためだけではなく、会社のイメージ向上のためにも更新するようにしましょう。
4.職場や社員の姿が見えているか

会社側からすると、
「仕事内容も給与も書いているのだから、十分では?」
と思うかもしれません。
しかし求職者にとって、入社するということは、これまで知らなかった場所で多くの時間を過ごすということです。
だからこそ、
「どんなところで、どんな人と働くのか」
は大きな判断材料になります。
ところが企業ホームページを見ると、建物の外観や製品写真はたくさん掲載されていても、働いている人がほとんど写っていないケースがあります。
これでは職場の雰囲気が分かりません。
たとえばこんな写真が役立ちます
事務職を募集するなら、実際の事務所。
製造スタッフなら、工場で作業している様子。
営業職なら、お客様と打ち合わせをしている様子。
若手社員を採用したいのであれば、実際に働いている若手社員。
採用サイト用にモデルを使って格好いい写真を撮影する方法もありますが、私たちは、実際にその会社で働いている人や職場を撮影することにも大きな意味があると考えています。
多少格好悪いところがあったとしても、それを含めて会社のリアルな姿です。
応募者が知りたいのは、入社した後に自分が働く場所だからです。
これは本当に、実際の職場の写真を出したがらない方が多くて残念に思っています。
少しでも散らかっていると思ったら写真は掲載しないで、と仰ります。きれいなところだけ掲載してほしい、という方が圧倒的に多いです。
しかし、実際に採用になったとして、現場に来ればすぐにわかることですし、そのギャップが辞める理由になったりしたら最悪です。
最初からリアルな実際に働く現場の写真(動画)を掲載しましょう。
5.「未経験者歓迎」だけで終わっていないか

求人でよく見かける言葉の一つが、
「未経験者歓迎」
です。
ただ、「歓迎」と書いてあるだけでは、
「本当に未経験でも大丈夫なのかな?」
という不安はなくなりません。
たとえば、
「入社後1か月は先輩社員と一緒に作業します」
「最初は商品の名前を覚えるところから始めます」
「現在働いているスタッフの半数以上が未経験からのスタートです」
「資格取得に必要な費用は会社が負担します」
といった具体的な情報があれば、未経験者でも応募しやすくなります。
これは経験者採用でも同じです。
「経験者優遇」と書くだけではなく、
「どのような経験を求めているのか」
「入社後にどのような仕事を任せたいのか」
まで伝えた方が、会社と応募者のミスマッチを減らせます。
未経験歓迎と書いていても、実際に働いてみると、それはあくまでも建前であって、最低限このくらいのスキルは必要だった、という話も少なくありません。
人材は貴重です。
本当に未経験の場合は、このようなサポートがあるので心配は無用です、ということを記載しておきましょう。
6.会社が求める人物像ばかり書いていないか

採用ページでよくあるのが、
「明るく元気な方」
「コミュニケーション能力の高い方」
「責任感のある方」
「向上心のある方」
といった「会社が求める人物像」がたくさん並んでいるケースです。
もちろん採用基準として必要なことではあります。
ただ、求職者からすると、
「会社が私に求めていることは分かった。でも、この会社で働くと私には何があるの?」
という話でもあります。
採用情報は、会社から応募者への要求だけを書く場所ではありません。
たとえば、
「残業を減らすために○○に取り組んでいます」
「資格取得を会社が支援しています」
「20代でも○○を任せています」
「子育て中の社員も働いています」
「有給休暇を取得しやすいよう業務を共有しています」
など、会社側が働く人のために何をしているのかも伝えてみましょう。
採用活動は、会社が人を選ぶだけではありません。
応募する人からも会社は選ばれています。
これはマッチングアプリやお見合いでも同じです。相手にばかり高い理想を求めて、自分は何を差し出せるかを書いていないのと同じです。良い人材が欲しければ、会社側も良い条件を差し出す必要があるのは当然です。過去も現在も、対価なしに良い人材を獲得できる時代ではありません。
7.応募までのハードルが高くなっていないか

最後に確認したいのが応募方法です。
せっかく、
「この会社、ちょっと気になるな」
と思ってもらえても、応募方法が分かりにくければ離脱してしまう可能性があります。
たとえば採用ページの最後に、
「応募される方は履歴書および職務経歴書を郵送してください」
としか書かれていない場合。
もちろん正式な選考では書類が必要かもしれません。
しかし、最初の接点からすべてを要求する必要があるのかは考えてみてもよいでしょう。
職種によっては、
「まず仕事内容について聞いてみたい」
「職場を見学してから応募を考えたい」
「自分でも応募できるか確認したい」
という人もいます。
そこで、
「応募前の職場見学OK」
「仕事内容についての質問だけでもOK」
「採用について問い合わせる」
など、正式応募の一歩手前の入口を用意する方法もあります。
採用ページでは、情報を伝えるだけでなく、興味を持った人が次の行動を取りやすい導線になっているかまで確認しましょう。
求人サイトだけで採用活動を完結させない

ここまで7つのポイントをご紹介しました。
求人サイトやハローワークは、仕事を探している人と会社が出会う大切な場所です。
しかし、そこで会社を知ってもらうことがゴールではありません。
たとえば、
求人を見る
↓
会社名を検索する
↓
ホームページを見る
↓
採用ページを見る
↓
SNSを見る
↓
他社と比較する
↓
応募する
という流れになることも考えられます。
つまり採用活動では、求人媒体だけを見るのではなく、応募者が会社について調べる一連の流れを整えておくことが重要です。
求人広告を何度出しても応募が少ないのであれば、広告費を増やす前に、その先にあるホームページや採用情報を一度見直してみるのも一つの方法です。
若い人を採用したいなら「若者向けのデザイン」にすればいい?

「20代を採用したいので、若者向けのおしゃれな採用サイトを作りたい」
というご相談もあります。
もちろんデザインは大切です。
ただし、ホームページを格好よくすれば若い人から応募が来る、というほど採用は単純ではありません。
どれだけおしゃれなサイトでも、
「仕事内容が分からない」
「給与や休日が分からない」
「働いている人が見えない」
「会社の考え方が分からない」
のであれば、応募を判断する材料が不足しています。
反対に、派手なデザインではなくても、
仕事・人・職場・待遇・会社の考え方
がきちんと伝わっていれば、「ここなら働けるかもしれない」と検討できます。
採用ホームページで大切なのは、会社を格好よく見せることではなく、
「この会社で働く自分を想像できるようにすること」
だとオクヤマデザインでは考えています。
採用ページは会社案内の一部ではなく「求職者のためのページ」にする

企業ホームページでは、会社案内の中に小さく「採用情報」があり、
・募集職種
・給与
・勤務時間
・休日
・応募方法
だけが掲載されているケースもあります。
最低限の求人情報としては成立しますが、本気で採用したいのであれば少し物足りません。
採用ページを見る人と、商品やサービスを見るお客様では知りたい情報が違うからです。
採用ページでは、
「この会社へ入社するかどうかを考えている人が何を知りたいか」
を基準にページを作る必要があります。
募集要項だけでなく、仕事内容、社員紹介、一日の流れ、職場環境、教育体制、福利厚生、会社の考え方、よくある質問などを掲載することで、応募を検討するための情報を増やせます。
InstagramやYouTubeを採用活動に活用する方法もあります

会社の日常や職場の雰囲気については、ホームページだけですべて伝える必要はありません。
Instagramで日々の仕事風景を紹介したり、YouTubeで社員インタビューや仕事紹介を公開したりする方法もあります。
特に動画では、
・どんな人が働いているか
・職場の雰囲気
・仕事内容
・設備や仕事場の様子
などを伝えやすくなります。
ホームページを情報の中心にしながら、SNSや動画を組み合わせることで、会社をより深く知ってもらえるようになります。
大切なのは「Instagramをやれば採用できる」ということではなく、それぞれの媒体をどのような役割で使うのかを考えることです。
求人を出しても応募が来ないときは、会社のWebサイトも見直してみませんか?

応募が来ない原因は一つではありません。
給与や休日などの労働条件。
仕事内容。
勤務地。
業界そのものの人材不足。
求人媒体。
会社の知名度。
そして、ホームページやSNSから受ける印象。
さまざまな要因が重なっています。
そのため、ホームページをリニューアルすれば必ず応募が増える、というものでもありません。
しかし、求人情報を見て興味を持ってくれた人が会社について調べたとき、十分な情報を届けられていないのであれば改善する余地があります。
オクヤマデザインでは、単に「格好いい採用サイトを作る」のではなく、
誰を採用したいのか、その人が応募を決めるためには何を伝える必要があるのか
というところから採用ページ・企業ホームページを考えます。
Webサイトの企画・デザイン・WordPress構築だけでなく、写真撮影、取材・原稿作成、SEO対策、公開後の更新・保守についても対応しています。
「求人を出しているけれど応募が来ない」
「採用ページが募集要項だけになっている」
「若い人を採用したいけれど、会社の魅力をどう伝えればいいか分からない」
「古い会社ホームページを採用にも活用できるようにしたい」
という企業様は、お気軽にオクヤマデザインまでご相談ください。
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