GOOPASSのサブスクでレンズをレンタルしてみた|修理中の代替レンズ選びに最適

GOOPASSのサブスクでレンズをレンタルしてみた

私はいまだにニコンのFマウントを使い続けているのですが、メインで愛用していた大三元レンズ「ニコン AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G ED 」が故障してしまいました。
このレンズは私にとって一番使用頻度が高く、仕事用の撮影でも欠かせない存在。修理を検討するために、ニコンプラザ大阪へ持ち込み見積もりに行くことになりました。

ただ、見積もりの結果によってはすぐに預けなければならない可能性もあり、代替レンズがないと仕事に支障が出ます。そこで今回利用したのが、カメラ・レンズレンタルサービス「GOOPASS(グーパス)」のサブスクでした。

Contents

GOOPASSとは?カメラと交換レンズに特化したレンタルサービス

GOOPASS

GOOPASSは、国内最大級のカメラ・交換レンズレンタルサービスです。
2025年9月時点での取り扱いは、なんとカメラ446件(うちミラーレス189件)、交換レンズ938件という驚きのラインナップ。

特長をまとめると:

・ワンタイムプラン(1泊2日~)とサブスクプラン(1か月単位)を選べる
カメラ・レンズに特化しているため検索・絞り込みが非常に使いやすい
・ランクごとに料金が分かれていて、ハイエンド機材から手軽なレンズまで幅広く対応
・レビューや評価も多く、購入前の試用にも最適

私は他にもレンティオやMAP RENTAL、APEXレンタルなどのレンタルサービスを調べましたが、

レンティオ:商品数は多いが、家電やPCが中心でカメラ専門性が低い
MAP RENTALAPEXレンタル:1か月単位のサブスクがない

という理由で、GOOPASSが「レンズを長期間レンタルしたい」という自分の条件に最も合っていました。

GOOPASSのサブスクレンタル|届いたときの梱包と外観レビュー

今回、実際にGOOPASSでサブスクレンタルを利用してみました。

GOOPASSの箱
GOOPASSのレンズカバー

届いたのは専用の箱に入った状態で、しっかりとした梱包がされています。箱を開けるとまず目に入るのは緩衝材、その下にさらにレンズ専用のオリジナルカバーで包まれていました。とても丁寧な扱いで、機材を大切にしていることがよく伝わってきます。

GOOPASSでレンタルしたレンズ
GOOPASSでレンタルしたレンズ

レンタル品であることを示すために、レンズフードやキャップには小さなGOOPASSのシールが貼られています。シールは実際に撮影で使用していても目立つことはなく、見た目に影響はありませんでした。

NIKKOR 24-70mmとの比較とデザインの印象

AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G EDとTAMRON SP 24-70mm F/2.8 Di VC USD G2の比較

早速、故障してしまった「AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED」とレンタルした「TAMRON SP 24-70mm F/2.8 Di VC USD G2」を並べて比較してみました。

まず驚いたのは、タムロンレンズのデザイン性の向上です。以前は金色の帯が入った独特のデザインでしたが、今回レンタルした「SP 24-70mm F/2.8 Di VC USD G2」は、より落ち着いた雰囲気で高級感があります。

AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G EDとTAMRON SP 24-70mm F/2.8 Di VC USD G2の比較

ズーム操作については、NIKKORもタムロンもズーム時にレンズが伸びる構造。ただし、タムロンの方はフードが小さめで全体的にコンパクトに感じます。太さはありますが、縮んだ状態だと短く、バッグに収める際も取り回しがしやすい印象でした。

カメラに装着したときの印象

TAMRON SP 24-70mm F/2.8 Di VC USD G2をカメラに装着
TAMRON SP 24-70mm F/2.8 Di VC USD G2をカメラに装着
TAMRON SP 24-70mm F/2.8 Di VC USD G2をカメラに装着して持ったところ

実際にカメラ(D780)に装着してみると、

・短くなった分コンパクトに見える
・しかし太さがあるので重厚感はしっかりある
・重量感もなかなかで、安定して構えられる
・下を向けてもズームが勝手に伸びてこない(ズームロック付き)

といった特徴が分かりました。
撮影中に不意に伸びてしまうことがないのは大きな安心ポイントです。

TAMRON SP 24-70mm F/2.8 Di VC USD G2

さらに、レンズ側面にある「DESIGNED IN JAPAN」の文字も好印象。日本設計ならではの安心感と誇りを感じさせてくれます。

実際に借りたレンズ「TAMRON SP 24-70mm F/2.8 Di VC USD G2」

TAMRON SP 24-70mm F/2.8 Di VC USD G2

今回レンタルしたのは、タムロン製の「SP 24-70mm F/2.8 Di VC USD G2 (Model A032)」[ニコン用]です。

純正NIKKORの代替候補として、なぜタムロンを選んだのかというと:

手振れ補正(VC)が優秀 → 暗所やストロボ禁止の場面でも安心
全長が短く、バッグ収納時に便利 → 望遠レンズと干渉しにくい
新品で10万円前後とコスパが良い → 純正の半額以下
評価が高く、弱点が少ない → 実際の使用感も安定している

実際に屋外・屋内で使いましたが、私の用途(Webサイト用の写真撮影)では純正との差を大きく感じませんでした。良いモニターで比較すれば違うのかもしれませんが、少なくとも実務レベルでは十分。
むしろ手振れ補正があることで機材を減らせるメリットの方が大きいと感じました。

タムロン SP 24-70mm F2.8Di VC USD G2 ニコン用 (Model A032)

GOOPASSの料金システムとレンタルのメリット

GOOPASSはレンタルする機材の価格帯によって「ランク」が決まります。
ランクが上がるほど料金は高くなり、レンタル時の審査条件も厳しくなります。

例えば…

「Nikon AF-S NIKKOR 180-400mm f/4E TC1.4 FL ED VR」:サブスク 87,780円(ランク9)

「TAMRON 150-600mm G2」:サブスク 11,980円(ランク2)

このように、サードパーティー製レンズなら低ランクで借りられるため、コストを抑えて試すことができます。

今回私が借りたタムロン24-70mmもランク2で、非常にお手頃でした。
購入前に実際に試せるのはもちろん、修理中の代替機材確保にも最適です。

ニコンプラザ大阪での修理見積もりと決断

さて、故障した「AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED」の修理について。
ニコンプラザ大阪で見積もりをお願いしたところ…

・修理費用は最低10万円~
・実際に分解してみないと正確な金額は出ない
・ズーム機構にも不具合があり、大掛かりな修理になる可能性大
・修理対応は2027年まで(それ以降はパーツ供給終了)

正直、10万円以上かけて修理するよりは、手振れ補正付きの新しいレンズに買い替えた方が現実的だと感じました。

純正レンズの安定感や耐候性は魅力ですが、今はサードパーティー製の性能も非常に高く、特にタムロンのこのモデルは弱点が少ないと言われています。
「もう純正にこだわらなくてもいいのでは?」と思えたのは、今回GOOPASSで試せたおかげです。

GOOPASSの活用シーンはこんな人におすすめ

私のように「修理と買い替えで迷っている人」以外にも、GOOPASSはこんな場面で役立ちます。

・運動会やイベント撮影:普段は使わない超望遠を短期レンタル
・購入前のお試し:気になる新製品を1か月使って検討
・サブ機として利用:仕事や旅行で予備が必要なとき
・趣味の幅を広げる:普段使わない焦点距離や特殊レンズを体験

私も次回は、運動会シーズンに「150-600mm」をワンタイムプランで借りてみようと考えています。D500との組み合わせで、子どもの動きもばっちり追えるはずです。

まとめ|「修理」か「買い替え」か迷ったらGOOPASSで試してみよう

GOOPASSは、購入前に試したい人・修理と買い替えで迷っている人にとって、非常に便利なサービスです。サブスクで長い期間をお得に借りることが出来るので、様々なシーンで機材の評価が可能です。

私自身、今回レンタルして試せたことで迷いがなくなり、今後の機材選びの方向性も見えてきました。GOOPASSには感謝しかありません。

GOOPASSのサブスクでレンズをレンタルしてみた

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