ECサイトの売上を上げる方法|売れない原因と改善ポイントをWeb制作会社が解説

ECサイトを制作したものの、
「思ったほど商品が売れない」
「アクセスはあるのに購入につながらない」
「広告を出しているけれど売上が伸びない」
と悩んでいる方は少なくありません。
ECサイトの売上を上げるためには、単純にアクセス数を増やせばよいわけではありません。
どんな人が訪れ、どの商品を見て、どこで離脱し、なぜ購入しなかったのか。
こうした点を確認しながら、ECサイトを少しずつ改善していくことが大切です。
和歌山でホームページ制作・ECサイト制作を行っているオクヤマデザインでは、ECサイトは「作って終わり」ではなく、公開後に育てていくものだと考えています。
このページでは、ECサイトの売上を上げるために見直したいポイントを、Web制作会社の視点から分かりやすく解説します。
ECサイトの売上は「アクセス数」だけでは決まらない

ECサイトの売上を考えるとき、まず知っておきたいのが、
アクセス数 × 購入率 × 客単価
という考え方です。
1,000人がECサイトを訪れる
↓
そのうち 2%(20人)が購入する
↓
1人あたり 5,000円購入する
とすると、
1,000 × 2% × 5,000円 = 100,000円
つまり、売上は10万円になります。
それぞれの意味は、アクセス数=ECサイトを訪れた人の数、購入率=訪れた人のうち購入した人の割合(CVR)、客単価=1回の注文で使ってもらう平均金額です。
たとえばアクセス数を2倍にしても、商品ページが分かりにくく購入率が低ければ、思ったほど売上は伸びません。
反対にアクセス数がそれほど増えなくても、商品ページや購入導線を改善して購入率が上がれば、売上が伸びることがあります。
さらに、セット商品や関連商品によって客単価を上げたり、一度購入したお客様に再購入してもらったりすることも重要です。
そのため、ECサイトの売上が伸びないときに「もっとアクセスを増やそう」と考えるだけでは不十分です。
まずは、
- アクセスが足りないのか
- 商品が見られていないのか
- 商品は見られているのに売れていないのか
- カートに入れた後に離脱しているのか
- リピーターが少ないのか
など、どこに問題があるのかを確認することから始めましょう。
ECサイトの売上を上げる10の方法

1.SEO対策でECサイトへのアクセスを増やす
まず必要なのは、商品を探している人にECサイトを見つけてもらうことです。
そのための方法のひとつがSEO対策です。
商品名だけでなく、
「地域名+商品名」
「用途+商品名」
「悩み+商品名」
「ギフト+商品名」
など、実際のお客様が検索しそうなキーワードを考えてページを制作します。
商品ページだけでは十分な情報を掲載できない場合は、ブログやコラム、商品の選び方、よくある質問などのコンテンツを増やすことも有効です。
ECサイト全体で検索される入口を増やしていきましょう。
2.商品ページを充実させる
ECサイトで非常に重要なのが商品ページです。
実店舗であれば、商品を手に取ったり、スタッフに質問したりできます。
しかしECサイトでは、画面に掲載されている情報だけで購入するかどうかを判断しなければなりません。
そのため、
- 商品の特徴
- サイズや容量
- 素材・原材料
- 使用方法
- どんな人におすすめなのか
- 他の商品との違い
- 発送方法や納期
- よくある質問
など、購入前に知りたい情報をできるだけ分かりやすく掲載します。
メーカーから提供された説明文をそのまま掲載するだけでは、そのショップから購入する理由が伝わりにくいこともあります。
お客様が購入前に抱く疑問を一つずつ解消していく。
これが売れる商品ページをつくる基本だと考えています。
3.商品写真を見直す
ECサイトでは商品を直接見ることができないため、写真は非常に重要です。
正面から撮影した商品写真だけではなく、
- 別角度から見た写真
- サイズ感が分かる写真
- 使用している様子
- パッケージ
- ギフト包装
- 素材や質感が分かるアップ写真
なども掲載すると、商品をイメージしやすくなります。
特に食品、雑貨、アクセサリー、アパレルなどは、写真によって商品の印象が大きく変わります。
ただ「きれいな写真」を撮るだけではなく、購入を検討している人が何を確認したいのかを考えて撮影することがポイントです。
4.商品の魅力が伝わる文章を書く
商品説明では、スペックだけを並べるのではなく、
「この商品を購入すると、どんな良いことがあるのか」
まで伝えることが大切です。
たとえば「紀州南高梅を使用しています」という説明だけで終わらせず、
なぜその素材を使用しているのか、どのような味なのか、どんな食べ方がおすすめなのか、どんな方への贈り物に向いているのか。
そこまで伝えることで、商品の魅力がより具体的になります。
作り手のこだわりや商品の背景、開発した理由なども、そのショップだからこそ発信できる情報です。
5.購入までの導線を分かりやすくする
欲しい商品があっても、
「どこから購入すればいいのか分からない」
「送料が分からない」
「カートボタンが見つけにくい」
といった状態では、お客様が途中で離脱してしまいます。
カテゴリーの分け方、商品検索、関連商品へのリンク、カートボタンの位置などを見直し、購入まで迷わず進めるECサイトを目指します。
特にスマートフォンでは、小さな画面の中で操作するため、PCでは問題のないデザインでも使いにくくなっていることがあります。
ECサイトを改善するときは、必ずスマートフォンでも確認しましょう。
6.送料や支払い方法を分かりやすくする
商品価格だけで購入を決めるとは限りません。
「送料はいくら?」
「いつ届く?」
「クレジットカードは使える?」
「どの地域まで発送してくれる?」
こうした情報が分からないことも、購入をためらう原因になります。
特に送料が購入手続きの最後まで分からないECサイトは注意が必要です。
送料、支払い方法、発送時期、返品・交換などの情報は、できるだけ購入前に確認しやすくしておきましょう。
7.「このお店で買って大丈夫?」という不安を減らす
初めて利用するECサイトでは、お客様は商品だけでなく「このショップを信用して大丈夫なのか」も確認しています。
会社概要や店舗情報、運営者の紹介、特定商取引法に基づく表記、問い合わせ方法などをきちんと掲載しましょう。
実店舗がある場合は、店舗の写真やスタッフの紹介なども安心材料になります。
お客様の声やレビュー、これまでの販売実績などがあれば、それらを掲載することも有効です。
デザインをきれいにするだけではなく、安心して購入できるショップであることを伝えることもECサイトでは重要です。
8.関連商品やセット商品を提案する
売上を上げる方法は、新しいお客様を増やすことだけではありません。
一人のお客様に複数の商品を購入してもらうことで、客単価を上げる方法もあります。
たとえば、
「こちらの商品もおすすめ」
「一緒に購入されています」
「ギフトセット」
「3個セット」
「送料無料セット」
などを用意する方法です。
ただし、何でもおすすめすればよいわけではありません。
購入しようとしている商品と相性の良いものを提案することで、お客様にとっても便利なECサイトになります。
9.一度購入したお客様に再購入してもらう
ECサイトの売上を安定させるためには、リピーターを増やすことも重要です。
食品や日用品など、繰り返し購入される商品であれば特に大切です。
メールマガジンやLINE、SNSなどを利用して、
新商品の案内、季節商品の案内、再入荷情報、キャンペーンなどを発信することで、再びショップを訪れてもらうきっかけをつくれます。
「新しいお客様をどう集めるか」だけでなく、一度購入していただいたお客様と、その後どうつながるかまで考えてみましょう。
10.アクセス解析を見ながら改善する
ECサイトを公開した後は、Google AnalyticsやGoogle Search Consoleなどを利用して状況を確認します。
たとえば、
- どの商品ページがよく見られているか
- どんな検索キーワードから訪問しているか
- アクセスはあるのに売れていない商品はないか
- スマートフォンからのアクセスが多いか
- どのページから離脱しているか
などを確認します。
アクセスが少ないのであれば集客を改善する。
アクセスがあるのに売れないのであれば商品ページを改善する。
カートまで進んでいるのに購入されないのであれば、送料や決済方法、購入フォームなどを確認する。
このように、数字を見ながら問題のある場所を探すことが重要です。
ECサイトの売上が上がらないときは「どこが悪いのか」を考える

売上が伸びないと、つい、
「広告を出そう」
「SEO対策をしよう」
「SNSをもっと更新しよう」
と考えてしまいます。
もちろん、これらも大切です。
しかし、商品ページに問題がある状態で広告から大量のアクセスを集めても、購入につながらなければ広告費が増えるだけになってしまいます。
反対に、とても良い商品ページを作っても、誰にも見てもらえなければ売れません。
大切なのは、
集客 → 商品を見る → 比較・検討する → カートに入れる → 購入する → 再購入する
という一連の流れの中で、どこに問題があるのかを考えることです。
デザインを変えるだけで売上が上がるとは限りません

ECサイトのリニューアル相談では、
「もっとおしゃれなデザインにしたい」
というご相談をいただくことがあります。
もちろんデザインは大切です。
しかし、見た目だけをきれいにしても、必ず売上が上がるわけではありません。
商品カテゴリーが分かりにくかったり、商品の説明が不足していたり、送料が分かりにくかったりすれば、デザインを変更しても根本的な問題は解決しません。
オクヤマデザインでは、ECサイトを制作・リニューアルするとき、単純に見た目を変更するだけではなく、
「どうすれば商品を見つけてもらえるか」
「どうすれば商品の魅力が伝わるか」
「どうすれば安心して購入してもらえるか」
というところまで考えることが大切だと考えています。
売れるECサイトは一度で完成するものではありません

ECサイトは、公開した時点が完成ではありません。
実際に運営してみると、
「この商品はよく検索される」
「このページはアクセスが多いのに売れない」
「この質問をお客様からよく聞かれる」
など、制作時には分からなかったことが見えてきます。
そこで得られた情報を商品ページやFAQ、サイトの構成などに反映していきます。
商品を追加し、写真を変更し、文章を書き直し、導線を改善する。
こうした積み重ねによって、ECサイトは少しずつ強くなっていきます。
オクヤマデザインではECサイトの制作・改善に対応しています

オクヤマデザインでは、和歌山を中心にECサイト・ネットショップの制作やリニューアル、既存サイトの改善を行っています。
ECサイトを新しく制作するだけでなく、
「今あるECサイトの売上を伸ばしたい」
「商品ページを改善したい」
「SEO対策をしたい」
「スマートフォンで使いやすくしたい」
「商品の魅力が伝わるデザインに変更したい」
といったご相談にも対応しています。
WordPress+Welcartをはじめ、Shopify、BASE、STORES、カラーミーショップ、MakeShopなど、既存のECサイトについても内容を確認しながら改善方法をご提案します。
ECサイトリニューアル後の売上アップ事例|紀州梅苑様

オクヤマデザインでは、和歌山県の梅農家「紀州梅苑」様のECサイトリニューアル・運営改善をお手伝いしています。
紀州梅苑様では、紀州南高梅を使った梅干しをはじめ、青梅や梅加工品などを生産・販売されています。
ECサイトのリニューアルでは、単にデザインを新しくするだけではなく、「商品を探しやすくする」「商品の魅力を伝える」「検索から商品ページへ訪れてもらう」という点を重視しました。
ショップサーブというカートシステムを使用しているので、デザインの制約はある程度あるのですが、出来るだけ以前のECサイトに慣れたリピーター客の方にも違和感なく使っていただけるように(新規の方にとっても、一目で何のECサイトか分かっていただけるように)シンプルに、分かりやすいページになるようにリニューアルさせて頂きました。
商品ページを「売るためのページ」へ改善
特に力を入れたのが、商品ページの改善です。
商品名や価格、簡単な説明だけを掲載するのではなく、商品の特徴や味わい、原材料、製法、どのような方におすすめなのかなど、購入を検討している方が知りたい情報を整理しました。
また、商品写真やページ内のレイアウトも見直し、実際の商品を手に取ることができないECサイトでも、できるだけ商品の魅力が伝わるページづくりを行っています。
SEOを意識して商品ページを改善
紀州梅苑様では、広告だけに頼るのではなく(広告はほとんど不使用)、Googleなどの検索結果から商品を探している方にECサイトを見つけてもらうことを重視しています。
そのため、それぞれの商品について、
「どのような言葉で検索する人に届けたい商品なのか」
を考えながら、商品名、タイトル、商品説明、見出しなどを改善しています。
さらに、商品ページだけでなく、梅や梅干しに関する情報を発信することで、ECサイト全体で検索からの入口を増やしていく取り組みも行っています。
リニューアル後も継続して改善
ECサイトは、リニューアルしただけで売上が上がるとは限りません。
紀州梅苑様のECサイトでも、公開して終わりではなく、検索順位やアクセス状況、商品の売れ方などを確認しながら、商品ページやコンテンツの改善を続けています。
その結果、ECサイトリニューアル後はアクセス数だけでなく売上にも良い変化が見られるようになりました。
これはデザインだけを変更した結果ではなく、SEO対策、商品ページ、写真、文章、サイト内の導線などを一つずつ改善してきたことが、売上アップにつながった事例だと考えています。
ECサイトは「作り直すこと」より「売れる仕組みをつくること」
ECサイトのリニューアルというと、デザインを新しくすることに目が向きがちです。
しかし、オクヤマデザインでは見た目を変えることだけがリニューアルの目的ではないと考えています。
誰に商品を届けたいのか。
どのようにECサイトへ来てもらうのか。
商品の魅力をどう伝えるのか。
どうすれば安心して購入してもらえるのか。
こうした一連の流れを見直すことが、ECサイトの売上を伸ばしていくためには重要です。
紀州梅苑様のECサイトについても、これからさらに商品ページやSEO、コンテンツを改善しながら、長期的に売上を伸ばせるECサイトへ育てていきます。
ECサイトの売上を上げたい方へ

ECサイトの売上が伸びない原因は、一つとは限りません。
アクセス数、SEO、商品写真、商品説明、価格、送料、デザイン、購入導線、決済方法、信頼性など、さまざまな要素が関係しています。
だからこそ、いきなりサイト全体を作り直すのではなく、まず現在のECサイトを確認し、
「どこを改善すれば売上につながる可能性があるのか」
を考えることが大切です。
オクヤマデザインでは、ECサイト制作だけでなく、公開後の商品ページ改善やSEO対策、デザイン変更なども含めてご相談いただけます。
「ECサイトを作ったけれど売れない」
「アクセスはあるのに注文が増えない」
「何から改善すればよいか分からない」
という場合も、お気軽にご相談ください。

